4259人が本棚に入れています
本棚に追加
んーと…どうしよう。
道に迷った。もう精神的には迷ってないんだけどな。
「ここ…どこだ?」
俺には土地勘ってものがまるでない。
ジッ
(やれやれ…この道を真直ぐ行けば藤原 光の家だよ)
「サンキュ。ゼロ」
まぁ…歩いてれば直に着くだろ。ショットガンの使い方も大体わかったしな。
しばらく歩くと光の家の近くまで来た。
「…なんだ?」
この道の先の公園で、人が動き回っている。
ジッ
(非常線を張られたか…ちょっと迂回しよう)
一度戻って公園をぐるっと回って別の通りから進む。
「いたぞー!!!」
「げっ!!」
見つかった。やばい。
「くっ!」
走る。逃げる。急げ!
ドッカァンッ!
…何の音だ?
振り返ると―――。
「バズーカ砲っ!?」
だめだ…マジで死ぬ。
一か八か、ショットガンを砲弾に打ち込んだ。
カキュンッ…ドォンッ!
「ぅわぁっ!」
命中したのはいいが爆発しやがった。
俺は爆風で地面を転がる。
ジッ
(ホント君の行動にはヒヤヒヤするよ…)
「うっさい!」
立ち上がると、また俺は走り出した。
助っ人はもう、すぐそこだ!
最初のコメントを投稿しよう!