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遂に光の家に着いた。体中ボロボロだ。
インターホンを押す。ピンポーンと音が鳴った。
「…はい。」
「佑理だ。ちょっといいか?」
「な…バカ!早く入れっ!」
いつも友達とふざけている光だが、今日はかなり真剣らしい。
俺は急いで光の家に入った。
「よぉ」
気さくに挨拶をした。途端に向けられるベレッタの銃口。
「…冗談キツいぜ?」
光はいきなり引き金を引いた。
パンッ!
「いって!」
銃口から出てきたのはBB弾だった。
「ふっ…あははは♪引っ掛かったー♪」
そう。やっぱりこいつはこういう奴だ。
「さ!ここでなんでもやってくれ。弾も銃もあるぞー」
マシンガンを構えて言う。ぶっ放さないか心配だ。俺が死ぬ事になるんだぞ?
「俺はショットガンを…」
そう言って弾をウエストポーチに100個ほど詰め込む。
「オレはもうサポートって決めてる♪」
サポート?
「お前ほど銃に詳しけりゃ、もっと強力な武器でもいいと思うんだけどな」
とりあえずサポートの意味がわからないから遠回しに聞いてみる。
「オレはお前が弾切れを起こして逃げ回る様が手にとるようにわかる!」
…余計なお世話だ。
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