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月あかりも
あの一筋の煙も
一緒に見ることはもうない
あんな重い想いきっと引きずってしまうんだ
キミのせいでもない
誰も悪くない
神さまが、それ以上の人と巡り合わせただけ
笑っても、泣いても、キミがいない世界は、簡単にセピア色になってしまう
色があるのは僕だけなら僕もセピア色に染まればいいだ
でも、見つけた
見えるところと消えるところのわずかなところに扉があること
見ないフリしないで、
そっと手を伸ばそ
小さな音がした扉の先には
セピア色じゃない花が咲いていた
触れないなら、せめてそこに願いをとばそう
セピア色のここに、筆をいれよう
セピアとカラーのコントラストを望むんだ
きっと願いが扉の先に届いたら
真っ白な花がそっとしとやかに咲き始める
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