幾千ノ死ヲ越エテ……

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―冥界、果てにある孤島、死愚魔(しぐま)― 大戦が終結し、参戦していた神々が全て各々の手に入れた土地に帰っていき、国造りに入り始めた頃 俺は与えられた冥界に自分の国も創らず、絶海の孤島、死愚魔島に閉じこもっていた 生きる事に疲れた、また、“真の孤独を知った”人ならざる者が最期にたどり着くという島、墓碑のように剣、槍、あらゆる武器が島のいたるところに刺さっていてな、消えかけた思念体達が、ただ海ばかり眺めてる哀しい所だった 何でそんなところにいたのか、 それは俺の能力によるもの、相手の魂、生命の源を無意識の内に吸い取ってしまう“呪われた力”の所為、いつ発現したかは覚えてない まぁ近付くだけで命を奪うし、まさに戦争には打って付けの力な訳だ、この力に目をつけた《名も無き神》が俺を戦争に参戦させたんだ
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