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割り当てられた冥界に国を造っても、その力のせいで国民を殺しかねない、
戦争が終わり天界が統一され、血に染まった歴史は平和で徐々に洗われている、そんな中、俺は必要の無い〝物〟でしかなかった
島の名は、読んで字の如く“死を望む愚かな魔が辿り着く島”と言う意味らしいが、その通り、草一本、飲み水も無い島で、名は体を表すと言うが、本当にその通りでな
ただずっと、思念体と同じように海を眺めていたんだ、まぁ、何も喰わなくても死なないが、
死の神、即ち死を形にしたのが俺だ、もう存在していたくもなかったし、勇者か旅の剣客か、何でもいい、誰かが俺を殺してくれないか、ずっと島で待っていて一年くらい経った頃、突然そいつは現れた、
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