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「あぁああ、あ、あの、あのな、鳳凰翼は今持って無いんだ!!」
仕方無いのでシフは大声で言い、
「………へ」
服を掴んだまま固まったキマイラに説明した
一通り説明を聞いた彼女はシフから降りて、ベットに座る、
「…なんだよ、期待して損しちまった、」
「そんな落ち込まれても対応に困る、……ま、色々あってな………今は手元に無いんだ、」
「で、どこに隠した」
〝……………あくまで手に入れるつもりかっ〟
「いや、だから隠しても無いし、知らないんだってば、」
「そーんな事無いでしょうよ、あんな武器、自分から手放す訳無いでしょ、どっかに隠したに決まってる」
キマイラは鳳凰翼の事をこれでもか!っと言うくらいシフに聞いて来た、一方シフの言葉にはこれっぽっちも耳を傾けない、
いい加減疲れたので、シフは朝飯を食べに行くことにした、
「あ、おい待て!逃げる気か」
「朝飯だよ!」
「朝飯?、ならオレも」
コロッと態度が変わったキマイラと一緒にシフは部屋の外に出る、
武器の事は飯の後にでも説明するかな……と、彼は小さく溜め息をついて、頭を掻いた
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