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「がぁぁッ!」
「うぁッ…」
暗闇が支配する空に悲鳴が響き渡り、何者かが風を切るように移動する音が微かに聞こえる。
そしてそれと同時にまた人の悲鳴もあがる…
ここはとある施設…
中に居るのは銃を持ち歩き、軍人のような服装をした人間ばかりだ。
「ッ!?…侵入者だッ!」
見回りをしていた兵士が悲鳴と絶命している兵士に気付いて叫んだ。
兵士は侵入者らしき者を見つけ、銃を構えた。
その瞬間…
ザシュッ!!
「なッ…に…」
突然胸の辺りに衝撃を感じ、何が起こったのか理解出来ないまま
その兵士は崩れる様にして倒れ込んだ。
先ほどの兵士と侵入者との距離は10m程あった。
だが兵士が気付いた時には侵入者の姿は既に前方には無く、背後から心臓を一突きにされていた。
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