-プロローグ-

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「侵入者だと!?」 他の兵士が集まってくる。 だが侵入者によって一瞬の内に命を奪われ、兵士はただの肉塊へと姿を変えてゆく。 「まさか…こいつッ!!」 兵士の1人が何かに気付き、慌てて無線機に手を伸ばす。 「司令部ッ!応答願います!!」 「どうした!この騒ぎは何だ!?」 ザザッというノイズが一瞬聞こえた後、施設内にある司令部の兵士の慌てた声が無線機から響く。 どうやら司令部も事態を把握出来ていないようだ。 「A-1ブロックにて侵入者を発見、 侵入者はッ『ザクッ!!…がぁ!!…』 「どうした!?…応答しろ!応『ガッ!!…』」 兵士は何かを伝えようとしていたようだが、途中で響いた何かを切り裂く音と共に悲鳴をあげ、 それを最後に兵士は沈黙した。
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