意地悪なinvitation

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一学期最後の日。 あたしの耳に入るのは騒がしい蝉の声………… ではなくて 「おい、ブス」 後ろの席に座る松浦の声。 いつものごとくシカトしていたら、制服の襟をいきなり掴まれた。 「…ちょっと!危ないじゃん!」 斜めになった椅子に座ったまま、彼を睨み付ける。 「あ?シカトするお前がわりぃーべ。」 …何て性格なんだ、こいつは。 二学期こそは席が近くならないように、切に願う。 「…で、何?」
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