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海岸寺院っていうくらいだから海辺の岩に象や人などが彫ってあるんですがあんまり興味なかった。
一応、来たわけだし、プラプラ歩いていると馬の手綱を引いて笑顔のインド人登場。
(1ルピー=3円で考えてね。)
『馬に乗らないかい?300ルピーでいいよ。』
「高いなぁ。30ルピーならいいよ。」
『200ルピーならいいよ。』
ここで財布から100ルピー札を1枚とりだし
「じゃ、これで」
『オーケー』
俺は勝ったと思ったね。
砂浜で馬に乗りながら、100メートル行ったところで写真を撮り、折り返しておっちゃんと出会ったところで馬を下りるとおっちゃんから
ビビる一言
『もう100ルピーだ』
なんだって?もう100ルピー?
「お前、100ルピーって言ったやん」
『言ったさ。しかしあれは片道の値段だよ。往復だし、途中で写真も撮った。サービスしてやったんだから100ルピーやれ』
当時の俺は甘ちゃんだったなぁ。もめたくなかったし、これがインドかぁなんて思って100ルピー払っちゃった。
今考えたら、別に払わなくてもよくて要するにビビり負け。
これじゃ、いかんと冷やかしでいろんな店や人と買う気は全くないのに値段交渉の練習に出歩いた。
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