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微調整どころの話じゃなかった。俺の存在そのものが書き換えられていた。
世界が変わってアパートの前にいた。俺の部屋の前に見知った双子がいた。それぞれ片目に眼帯をいつも巻いた双子。綾と由だった。こいつらとは唯一といっていい友達だった。ただ、俺はこいつらをよく知らない。生まれも家も…何もかも。
-どうしたんだ?二人とも、-
-あぁ、近くまで来てたからさ、-由が即答した。
綾は何故か不機嫌そうだった、
-そちらは?-
-ん?あっあぁ、えっとその…-
-彼女?にしては幼いよな?もしかして…幼女を部屋に連れ込んで…-
-バカッ違うよ。その…妹なんだっ-
-お前妹なんていたっけ?-
-いたんだよ!もういいだろ?それより何か用あんだろ?-
-あぁまぁな、その…質問があんだよ。蹴った方と蹴られた方、どう思う?-
-はぁ?質問がまず意味わかんねぇよ。-
-だから言ったじゃん、こいつには無理だって、帰ろう。。-そう言って帰ろうとした、その時。あおが喋った。
-侵犯するのは第三者です。蹴った方、蹴られた方に価値はありません。侵犯するなら両方にすべきです。-
一瞬世界が足踏みした。
-スゲー、藍さんと同じだぁ-
-ふん、帰る-
-待てよ、綾-
-なんだったんだ?-
-あの人達、空間移動ができるの?-
-はぁ?出来るわけないだろ?ただの人間だよ。-
-そうですか、とりあえず一旦部屋に戻しましょう。これからの予定について話があります-
俺の存在は大きく変化していた。俺は金持ちの家庭で生まれ両親の莫大な遺産で生活していた。また、学校では人気者になっていた。アパートは高級アパートに様変わりしていた。この後俺はあおが"507"才であり、自分が17だということを知った…
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