プロローグ

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――今から2年前、レナは交通事故で命を失った。 俺はレナの事が好きだった。 だが告白はしなかった いや、出来なかった。 レナには何度も助けられた。 俺が悲しんでる時には傍で励ましてくれた。 笑顔を分けてくれた。 楽しいときも、辛いときも、悲しいときも、いつも一緒だった。 レナが死んだ後、そのショックから、俺はレナが事故に遭う前の1ヶ月程の記憶をなくした。 断片的に思い出せるのは、事故直後のレナの姿と言葉だけ。 痛みに耐えながら微笑んだ切ない顔だけ・・・・・・ レナ・・・・・・ 会いたいよ・・・・・・ もう、戻って来てはくれないの・・・・・・?
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