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俺は深いため息をついた。 空からはいつの間にか真っ白な雪が舞っていた。 俺はそれを、優しく手のひらで受け止めた。 するとそれはすぐに溶けてなくなった。 俺はもうひとつ大きなため息をついて、真っ白な空を見つめた。 全てを包むその空の色は悲しみを含んでいるように見えた。
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