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『夕御飯ゎ何が食べたい?』
サラサラのセミロングヘアーの女の子が僕に向かって話しかけた。
『……ハンバーグ。』
『フフフ。昨日食べたばかりじゃない。』
女の子ゎニコっと笑った。
彼女ゎ加川来美。
彼女ゎ僕と同じ孤児院にいる家族だ。
誕生日が知らないから正式な年ゎ分からないが
16歳とみている。
と言っても僕も同じく18歳としているが誕生日が正式でゎない。
来美も学校に行ってない。理由も僕と同じだ。
同級生からゎ虐めを受けていたからだ。
親がいないだけのことなのにな。
好きで親がいないワケじゃないのに。
『来美お姉ちゃん!これもほしい~。』
『これも買うぅ。』
いつのまにかレジにゎたくさんのお菓子や飲み物が乗っていた。
『……2538円になります。』
来美ゎ3000円をだし、お釣りを貰って何やらブツブツ言いながら帰っていった。
かすかに
『ナポリタン乗せようかな』とか『デミグラスソースがいいかな』
など夕御飯のことを考えてたのだろう。
時々、思ってることを口に出してしまう癖があるのだ。
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