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『今日もバイトですか?』
のほほんとした声だ。自然と癒される効果があり、昔ゎ絵本を呼んでもらい寝かせてもらった時期もあった。
『バイトだよ。7時から12時まで。』
こうみえてバーテンダーをしている。と言っても助手役だけど。
『あらやだ。もうすぐで行く時間じゃない。大丈夫?』
ハンバーグをほうばりながら言った。時計を見つめていた。
『大丈夫だよ。近道するし。』
『近道?!そんなのあるの?教えてぇ。』
僕ゎにたぁーと笑い、
『秘密。』
と言ってハンバーグを口に詰め込んだ。一方の来美ゎ膨れっ面だ。それを見て笑う子供たちと院長。
こんな暖かい時間が続くといいなぁ。
と思うのだ。
『いっつきます。』
バイトの服に着替えて僕ゎ玄関で靴をはいた。
『まって。』
来美が後ろから急いで走ってきた。
『なに?』
『今日ゎ寒いから風をひかないように。』
そう言って来美ゎホカホカのカイロをさしだした。
『あぁ。ありがと。』
『いってらっしゃい!気をつけてね。』
僕ゎ来美のもらったカイロをポケットにいれて歩きだした。
そとゎ珍しく雪が降っていた。
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