移転

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さてさて,一章が短くて面倒やなぁと思っている人もいると思うが、ここからはちょっと長めに語ろう。 弥生と夢櫂との話が終わった翌日、 早速、僕は仕事場となる場所の門の前にいた。隣には弥生,そして夢櫂と弥生を囲む形で並んでいた。 全くこんな仕事など僕などいなくとも簡単だろうに。と思って 「なぁ,夢櫂。こんな仕事は弥生と2人で何とかなるだろう。何で僕にまでまわしたんだ?」 「何もお前を呼んでねーよ。元々、俺1人で出来る仕事を弥生が入りこんだだけだ。」と言って門を入っていく。 ここはどこかと言うと……………,その前に何の仕事かとか色々説明しなくてはならないだろう。本来の小説なら会話の中にいれるのが筋だろうが僕にはそんな力はないため。少々長いが我慢してもらうしかない。 昨日,弥生の家へ行くと既に夢櫂が弥生と仕事の話をしていた。 「よぉ,ご無沙汰だな。前の仕事の後からだから月一ぶりになるか。」 「そうだな。んで,夢櫂。今回のだりぃ仕事の内容は?」 「あぁ!?聞いてねぇのかよ。んじゃ弥生説明よろ。俺はしばらく寝る。」 「えぇ~。説明するだけなんだから寝る時間なんてないよ?ってもう寝ちゃってるし。んじゃ,え~とね。今回は~……………。」 っとここで弥生の説明を聞けばいいのだが,何しろ弥生は人に語ることが下手。簡単に言えば説明が下手なため。10分そこらで終わる話が1時間以上かかってしまった。 全く夢櫂も分かってんなら自分で説明すればいいのだが,こいつは面倒な事を極端に嫌がるから話にならない。このダメ人間めが! ところで弥生の話によると仕事内容は情報の会得。情報と言えば会社とかだろうが,今回のターゲットは学校だと言う。 どういう情報かは弥生は聞いていないと言うが、多分、仕事を受けた夢櫂本人しか分からないのだろう。その辺は仕事上の企業秘密なのだろう。 まぁ,その学校が学校で超有名校だが超閉鎖的と言う分かりやすい事だった。
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