たった一言を君に

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二人で、周りの景色を見ながら帰った。 ゆっくりと、一つ一つ細かい所も見逃さずに。 しばらくすると、宿が見えてきた。 波が岩を打つ、涼しい音が耳に入る。 俺がそのまま宿の方へと歩いていると、朝菜は繋いでいた手を引っ張って、向きを変えた。 「こっちこっち!」 無邪気にはしゃぐ姿。
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