たった一言を君に

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手を引かれながら、その引っ張られる方向の先を見てみた。 すがすがしく、一面に広がる芝生。 しかし、50メートルほど先の所で、その芝生は途切れていた。 そのまた向こう、沈み始めた太陽に照らされる橙色の海。 そう。 ここは断崖絶壁。 「す、すげぇ」 思わず感激の一声がこぼれた。
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