夕日の向こうには

7/8
1667人が本棚に入れています
本棚に追加
/455ページ
「夕日はね? あっちにいるの!」 朝菜が勢いを込めて指差した方向を、四人は一斉に見る。 その視線の集まる先に、何とも言えない夕焼け。 「夕日は… あそこで見守っててくれるはず あたし達の今を、明日を だからね!? この手紙は、あの夕日に届けなきゃ!」 言いたいことを言い終わると、朝菜は立ち上がって、崖の先へと走り始めた。
/455ページ

最初のコメントを投稿しよう!