序章

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空はいつもよりも数段蒼く見えた。 太陽はもうすでに高いところまで昇っていて、さんさんと日を降り注ぎ、アスファルトを焼く。 そのせいか、靴の裏からその熱が伝わって足を焼かれてる気分になる。 季節は夏だ。 といってもまだ初夏とも言える6月の下旬なのだが。 だけども尋常じゃないこの暑い気候と天気のナカを歩いていると、まだ初夏でこれからこれ以上暑くなるんだとは思いたくない。
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