出会い

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出会い

  1月のある日。   今日は、いつになく寒い。  雪は絶えず降り続け、それを立ちすくんで見ている私の頭の中も心もその雪の様に、真っ白だった。       何も考えられない。       一粒の涙が頬を伝う・・・     そして、一粒の小さな涙はやがて、大粒の涙へと変化した。   このまま雪に埋もれて死んでしまおうか・・・   絶望が私の全てを包む。
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