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けいごさん『おーい、みゆきさん』
『あら…けいごさん。どうなされました?』
けいごさん『この子の家知ってる?迷子になっててさ、この辺り見覚えがあるって言うんだ』
けいごさんは小さな子の手を握っていました。
『あらあら、岩崎さんじゃないですか』
けいごさん『知ってるの?』
『お向かいの岩崎みなみさんです』
けいごさん『向かい?…近っ!そりゃ見覚えあるわな…』
それから、しばらく立ち話をしました。
『それじゃ、そろそろ帰るわ』
岩崎さん『…………………ありがとう』
『おう!じゃあな』
《回想終了》
泉『………………え?』
『みゆきさん、それ俺とみなみ君の初対面の回想になってるよ』
みゆきさん『す、すいません…////』
『あれからだよな、俺たちが仲良くなったのって…』
みゆきさん『えぇ、よく三人で遊びましたね』
『三人兄弟に思われたりとかな。そういえばみなみ君は元気?』
かがみ『はい、ストップ。思い出話は後で二人でやってくれ。で、結局二人のつながりは何よ?』
『かがみ様はせっかちだな~』
かがみ『かがみ様って言うなっ』
『まぁ、簡単に言うと元御近所さんかな。俺、小学校卒業した後引っ越したから』
泉『子どもの時からさん付けだったの?』
『そうだな…ってもう時間ないじゃん!飯を食わなくては』
俺は慌てて駅前のパン屋のメロンパンを食べた。
((そういえば、みなみっていう子の性別ってどっちなんだろ……みゆきさんはいつもさん付けだからなぁ…))
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