Ⅲ.輪

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それはアニメイトの帰りのことでした~ 泉『結局何も買わなかったね』 『あぁ。店員がさ、お前に殺気というか闘志まる出しで笑えちゃ………あれ?』 泉『ん?どしたの?』 『なぁ、あれつかさとかがみじゃないか?』 泉『え?あ、ホントだ。お~い、かがみにつかさ~』 つかさ『あ、こなちゃんにけいごくん』 かがみ『あんた達こんな所で何してるのよ?』 『俺と泉はアニメイトの帰りだ。かがみ達は何でここに?用事があるって…』 かがみ『ここの新しいレストラン、すごく美味しいって評判でね。つかさが勉強のためにも食べてみたいって言うから来てみたってわけ』 泉『あぁ、ここって何処からか移転してきたんだよね。前の所でも評判良かったらしいよ』 『へぇ~。お前が一般向けの情報持ってるなんてビックリだな』 泉『失礼なっ。私の情報網は全世界どの方向にも向いているのだよ』 『ていうかつかさの勉強って?』 かがみ『つかさは調理師になるのが夢なのよ。ね?』 つかさ『うんっ!でも今日は臨時休業みたい…』 『そいつは残念だったな』 かがみ『まぁ、また来ればいいじゃない』 (レストラン「ピノキー」?どっかで聞いたような…) ???『ひょっとして、けい坊か?』 俺は声がする方へと振り向く。そこには20歳ぐらいの軽く髭を生やした背の高い男が立っていた。 『やっぱり…まさのりさんの店でしたか』
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