Ⅲ.輪

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つかさ『何々?けいごくんまさのりさんとお知り合いなの?』 つかさのテンションが上がっている。まるで目の前にアイドルがいるかのようだ。 『まぁ、昔…ちょっとね』 まさのり『撲を知っているのかい?』 つかさ『もちろんですっ!あの…その……////』 かがみ『つかさ、まず落ち着きなさい』 まさのり『まぁ、立ち話もなんだから、中入ってよ』 そう言うと、まさのりさんは店の鍵を開け、中へ入れてくれた。店の中は明るく、何故か店員も揃っている。普段と違うのは客がいないだけという感じだ。俺たちは適当な場所に座った。 まさのり『はい』 店員『どうぞ』 まさのりさんと店員さんがもって来たのはフランス料理のフルコースといった感じのもの。 一同『いただきます♪』 かがみ『おいし~い♪』 泉『こんな美味しいもの食べたの初めてかも…』 まさのり『ハハハ、大袈裟だなぁ』 『いやはや、腕を上げましたね。つかさ、勉強になりそう?』 つかさ『………ブツブツ……ブツブツ……』 つかさは何やらブツブツ言いながら食べている。料理人から見たこの料理は一般人が見るよりすごいようだった。 まさのり『それにしても、けい坊もやるなぁ。こんな可愛い彼女3人も連れて』 『冗談はやめてください』 かがみ『そういえば、何でお店閉まってたのに店員さんが揃ってたんですか?』 まさのり『ウチの決まりでね。今日大事なお客様が来るんだけど、そういう日は他のお客さんは入れないことにしてるんだ』 泉『そんな時にあたし達なんかが入って良かったんですか?』 まさのり『けい坊のお友達だもん。どんな客より大事だよ』 泉(けいごくんって一体…) 『大事なお客様か…もうそんな時期か』 まさのり『そうだよ~たまには顔会わせたら?』 泉『何の話ですか?そもそもけいごくんとはどういう関係なんですか?』 『泉、悪いがこればっかりは答えられない』 泉『ちぇっ』 かがみ『さて、そろそろ失礼します。ほら、つかさ』 つかさ『えっと…その…とってもおいしかったです。ありがとうございました』 まさのり『いえいえ。また機会があったらおいで』
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