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泉『~♪~♪』
泉は上機嫌に鼻歌を歌っていた。
かがみ『機嫌良いわね…まぁ、確かに美味しかったわね。つかさはどうだった?』
つかさ『レベルが高過ぎて勉強にならなかったよ…』
かがみ『あらら…』
つかさ『あっ!』
かがみ『どうしたの?』
つかさ『携帯置いて来ちゃった…うぅ』
かがみ『けいごが持って来るかもしれないけど…仕方ない、戻るか。こなたはどうする?先帰る?』
泉『それじゃあたしもついていくよ~♪』
三人は店へと戻った。店の前まで来ると中で話し声が聞こえる。
泉『ちょっと聞いてみよう?』
かがみ『なんか入り辛いしね』
つかさ『いいのかなぁ…』
三人は窓の側で聞き耳を立てた。
『―――――許せ――か』
かがみ『聞き取りにくいわね』
泉『シッ』
『許せる訳ないだろっ!』
不意にけいごが大声を出す。
泉『…けいごくん、怒ってる?』
ガチャ…バタン!
勢い良く扉を閉め、けいごは走り出す。
つかさ『あたし達に気付かなかったみたいだね。今のうちに取って来るよ』
つかさは店へ入り、すぐ戻って来た。
かがみ『あった?』
つかさ『うんっ!ゴメンネ?』
かがみ『それじゃ、帰りましょう』
泉『けいごくん…』
かがみ『こなた、店でけいごが言ってたでしょう?話せないって。それほどの事なのよ。本人から言うまで詮索しない方がいいわ』
泉『………そうだね。帰ろう…』
三人は駅へと向かった。
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