Ⅲ.輪

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~次の日の朝~ 泉『あ、けいごくん。おはよー』 『おはよう。珍しく早いな?』 泉『まぁね~♪』 『ん?かがみってウチのクラスだったか?』 かがみ『あぁ、そういえば朝あんたに会うのは初めてよね』 (当たり前だろう…柊姉妹と知り合ったのが昨日の昼だからな) 泉『かがみんは淋しんぼさんだから放課はコッチに来ることが多いんだよ♪』 かがみ『う、うるさいっ////』 泉『ほうら、よしよし』 泉はニヤニヤしながらかがみの頭を撫でている。かがみの顔は真っ赤だ。助けてやるか… 『んー?泣き虫よりマシなんじゃないか?』 ニヤニヤしながら言ってやった。すると泉に黒いオーラが… 泉『けいごくん?あれをクラスの皆にばらしてほしいの?』 「あれ」とは、当然あれだろう…そんなの勘弁だ。 かがみ『泣き虫って?』 『実は昨日の帰り―――』 泉『わぁーっわぁーっ!何でもないよっ』 (ハハハ…焦ってやんの……ん?) 泉は大きく息を吸いこみ、 泉『けいごくんは実はオ――――』 『やめろぉおっ』 泉『んじゃ、やることあるよね?』 『すいませんでした』 俺は土下座させられた。 泉『うむ。よろしい』 ―オイ!鈴白が泉に土下座してんぞ!―――― ―――影の親玉は泉だったのか―― ――周りの奴は仲間か?――― ――――ガヤガヤ――ガヤガヤ――― 三人(???) 『―――――チッ』 泉達はガヤガヤし始めたことを不思議に思ってるだけで内容は聞こえていないようだった。
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