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(クソッ…鍵かかってんじゃねぇか…。天文部作ったら鍵常備させてもらえるかな?………仕方ない、教室戻るか)
俺は仕方なく教室に戻った。
泉『屋上、やっぱり鍵かかってた?(ニヤニヤ』
『あぁ…って、ん!?何で俺が屋上へ行ったことを?俺は一言も…』
泉は君のことなどお見通しだよと言わんばかりにニヤニヤしている。
見覚えのある女子A『こなちゃんスゴーイ!』
見知らぬ女子B『そろそろ何でわかったのか教えなさいよ。同類ってどういうこと?』
(………………同類?)
泉『前にかがみんに言ったよね。オタクにもいろんな人間がいるって』
見知らぬこの子はかがみん?というらしい。
かがみん?『あぁ、あんたが言ってたクールでちょっと不良っぽいオタクを隠したがるオタクの話?それが何よ?』
『おい…泉。お前…』
泉『それが今目の前にいるんだよ~』
『泉ぃいいっ!貴様ぁぁああっ!』
かがみん?『あぁ、なるほど…』
『お前言わないって言ったよなっ!?聞き直しても言ってないって言ったよなっ!?』
泉『……………』
……ん!?まさか、泣いてる!?泉の目から溢れて頬へと落ちる一筋の涙。
泉『そんな怒らなくてもいいじゃんか…あたしはただ……』
(おいおい…泣きたいのはこっちだよ…)
かがみん?『えっと……こなたはね、あんたがオタクだってことをあたし達に受け入れてもらおうとしてたのよ。こなたなりの紹介だったんだと思う…』
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