Ⅱ.類は友を呼ぶ?

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(こいつがそんなことを……一応、俺のため…か) 『あ~…泉?俺もちょっとキツくあたり過ぎたと思う。…ごめん』 泉『――――――って』 『ん?』 泉『今度買い物に付き合って…』 『いや…お前それは…』 泉『ヒグッ……ヒグッ…』 『あぁ~もうっ!わかったわかった。アキバでも何処でも付き合ってやるから、もう泣くなって』 泉『…ホント?』 『あぁ』 泉『やった~♪』 ………こいつ、涙は何処へ行った? 『お前…まさか嘘泣き…』 泉『涙は女の武器なのだよ』 やったね!と俺にVサイン…。頼むからその武器はしまっておいてくれ。心臓に悪いから。 泉『言っとくけど、約束は約束だからね~♪』 『はぁ……』 かがみん?『あなたも大変ね…まぁ、これも何かの縁だから。仲良くしましょう。あたしは柊かがみ』 『あぁ…よろしく…』 柊 『随分疲れたみたいね…』 『あぁ…柊はよく毎日あんなのの相手を…って、柊?』 俺は見覚えのある女子Aを見る。確か名前は…柊つかさだ。 泉『あぁ、つかさとかがみは双子だよ~』 柊『あたしが姉でつかさが妹』 柊妹『よろしくね』 『よろしく、柊妹』 柊姉『ちょっと待て。それじゃあたしは柊姉ってよばれるのか?』 『そうなるな』 柊姉『嫌よ、いちいち「柊姉」なんて呼ばれたら…。かがみでいいわ、かがみで』 泉『もしくは愛を込めて「かがみ様」って呼ぶといいよ~♪』 かがみ『変なことを教えるなっ!』 『まぁ、そう怒るなよかがみ様♪』 かがみ『鈴白まで言うなっ!』 『………………』 少し顔が暗くなった俺をかがみがのぞきこむ。 かがみ『あ、あれ?あたし何か気に触るようなこと言った?』 『いや、違うんだ。俺、「鈴白」って呼ばれるのが嫌いなんだ。できれば「けいご」って呼んでくれ…』 かがみ『ふーん…何か複雑な理由がありそうね。まぁ、いいわ』 泉『あたしも「こなた」でいいよ~』 『それは却下だ』
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