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二、三度同じ場所を攻めてやったら、すぐに失神した。
さて後一人、と思ったら、いない。
どこへ行ったのかと見回すと、なんと日向の方だった。まぁ日向なら特に追わなくても大丈夫だろう。
そう思ってゆっくりそちらに向かう途中で、ガシャンという音が公園に響いた。
「っかぁー! 痛いんだよハゲ!」
日向は大きく右手を痛そうに振っていた。相手の男は地面に倒れている。
「ひーなた! 日向の方終わった?」
「太陽遅い! 俺まで手使っちまっただろ」
……怒られた。
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