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中学生ぐらいになるとじいちゃんは痴呆が進行して俺や兄弟の事はなかなか思い出せなくなっていた。
オカンは「またあんたの顔見て笑顔なじいちゃんになるわよ」って言った
オカン柄にもなくウソ言うなや……あんたが一番泣きそうな顔しとるわ
でも俺は「そやね」としか言えなくて結局俺もあんたの子やわ……って心の中で思った。
オカンはばぁちゃんとずっと喋ってた
俺はオカンに「話しかけたらじいちゃんは良くなるんだよ」って言われてたからじいちゃんに話し掛けた。
俺「じいちゃん、俺…誰か分かる?」
じいちゃん「……わからん」
「◯◯やぞ(´Д`)じいちゃんよう俺と川に遊び行ったやろ」
じいちゃん「……◯◯……◯◯◯の子か」
俺「そやそや❗◯◯◯の子でじいちゃんの可愛い孫が遊び来たんやぞ」
じいちゃん「お~大きくなってわかんなかったわ」
俺「何言うとるんや✋じいちゃん俺だけは忘れちゃいかんやろ~(´Д`)」
じいちゃん「◯◯は生まれてまだ半年もたってない時、ばあさんに風呂入れられてる時にお前はう◯こしたんだぞ(笑)」
俺「そんなん覚えんでエエわ~……」
この時はじいちゃんまだ元気もあって会話が出来てた。
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