じぃ

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高校生ぐらいになると俺はたまにしかじいちゃん家に行かなくなってた オカンはじいちゃん悪くなるばかりだって言ってた。寝たきりになってもう体もガリガリになってるって…… そして高校生2年の春。厚着したら少し汗ばむぐらいの時、じいちゃんが入院したから家族みんなで見舞いに行った。 じいちゃんはオカンの言ったそのままになって、俺は思ってた以上に弱々しくなったじいちゃんを見て何も言えなかった…… 姉ちゃんとオカンはすでに泣き崩れてた。 兄ちゃんはトイレ行くって行ってなかなか帰って来なかった… 俺と親父はただ立ち尽くしてた 俺「じいちゃんもうよぅならへんの?」 親父「もう長くない……………◯◯」 俺「ん?」 親父「じいちゃんにちゃんとありがとうって言ってあげな」 俺は親父のその言葉で一気に涙が溢れた……… 俺「うん…」 そしてじいちゃんのベッドに崩れるようになりながら ありがとう じいちゃんありがとう 今までホントありがとう じいちゃん大好きやから じいちゃん……じぃ… じいちゃんはその3日後に亡くなった。
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