1月13日の今日

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今日、世界で1番愛しい人に会ってきた。 彼女とは半年前から連絡をとっていない。 それは彼女に彼氏が出来たから。 彼女は高三の時の大親友 オレは免許取ったばっかりだけど、今日初めて一人で運転していいと許可がおりた。   向かう先はもちろん彼女の家。     アポはなしでサプライズでいく。     もし逢えなければ一生逢わない決心で向かう。     彼女は言っていた、「恋はタイミング」だと。     オレはそのタイミングを確かめる為に行った。     事故なく到着をする。     彼女の家の近くのファミレスの駐車場に停まる。     よし、うまく駐車できた。     電話をかける。       ………出ない…。       3回電話するが出ない…。       メールをするが返信がない。       3時になったら帰ろう。       来た!!3時ジャスト!!       30分くらいして彼女が来る。     やっぱりかわいいな。     ただ一つ変わった事は、その小さい左手の薬指に光る指輪。     嫌がる彼女を無理矢理連れ隣の市までドライブ。     助手席は嫌らしく助手席の後ろに座る。 帰り道にオレの決意を言った。 辺りはだんだん暗くなってくる。 それに従ってるように車内は沈黙が多くなり、カーステの音楽が響く。 信号に止まった時、ふと助手席へ来る。 「彼氏の助手席に1番に座りたかったのに」 長い付き合いだからわかる。 気を使って隣来たんだろうな。 その間も沈黙が流れる。 でもその沈黙がべつに嫌ではなく心地いい不思議。 多分お互い信頼してるからかもな。 すぐに家のが近くになってしまう。 なんで待ってる時は永遠のように長く、一緒にいる時は一瞬のように短いのだろう?   多分アインシュタインでも証明できない難問だろう。
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