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デビュー盤にして全作中最もヘヴィーな作品
不協和音と重低音を放つギターに打楽器と化しているベース
それに加えてボーカル ジョナサン・デイビスが持つ、呟くやくように歌ったり呻き声にも聞こえる本物の叫び声など独特のボーカルスタイルが病的で陰鬱な雰囲気を出している
1曲目の定番の超人気曲「Blind」から12曲目「Daddy」まで怒り、悲しみ、殺意あらゆる負の感情に任せて突進むアルバムです
最後のDaddyはジョナサンは幼少期に実の父親から虐待を受けており、そのことを歌った曲でライブでは辛過ぎて歌われない曲である
この曲の終盤では感情が爆発し、泣き叫びながら歌っていることからこの曲に込められた感情が如何に凄まじい事が分かる
このアルバムが与えた衝撃は大きく、以後多くのアーティストに影響を与え数多くのフォロワーを生み出した
ただ暗いだけでなく本当に根本から暗く、何の希望も無い、黒くドロドロした世界感を持っている
文句なしの最高傑作である
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