第二章 《始まり》

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  「ルビィ!俺の肉盗るな!それに栄養が顔に行ってるってのは、どういう意味だ?」 「そのままの意味よ」 今度はソーセージをパクリ 「あ~!また盗りやがった。自分で頼んだのを食え!そういうお前は栄養が行き渡らないよな」 私の表情が険しくなって行くのを気付かずにロジャーは続ける。 「特に身長とか、む…」 ゴシャッ 皆まで言わせず頭をテーブルに突っ込ませる。 「私に向かってそれを言うとはイイ度胸してるじゃない、ロジャー?」 ロジャーは(しまったっ)って表情。 だが遅い!私のタブーに触れてしまった。 私のタブーとは【胸が小さい】と言われる事。標準より小さいくらいだけど。 私が暴れ出しそうになったその時
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