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「何で町長が魔物に狙われてんの?何かやらかした?」
「それは、その町長の先祖が魔物を封印して、その魔道具を代々保管してたんだけど…」
シェリーは苦い表情でウィルを見る。
ウィルも呆れた感じで
「最近、その魔道具が盗まれたらしい。それから魔物が街を襲いだしたって話だったな」
「へぇ、封印された魔物が復活して仕返ししに来たって感じ?子孫としてはそんなの迷惑よねぇ。ってか、そんな大事な物簡単に盗まれんなってのよ」
「それに今の町長は魔道は使えないもんだから封印なり倒すなり出来る奴を探してるんだと。礼金もイイって話だし、お前好みじゃね?」
楽しそうにロジャーが問いかけてくる。
「そうね。いい加減騒がしいし、ストレス解消にこの魔物達を片付けて町長から礼金たっぷりもらいに行きますか」
「そうなると思って契約はしてきてあるわよ。明日は前金もらえる事になってるし」
「じゃ、ストレス解消に暴れ放題、さらにお金も入るってイイ仕事よね。ご飯もゆっくり食べたいし片付けに行きますか」
私達は、中に入って来ている魔物を片付けつつ外に向かって行った。
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