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「サンキュ♪3人共迎えに来てくれたんだ」
さっきの言いたい放題言っていた声の主達の所へ行くと
「ルビィの為なら地の果て、地獄までも…」
バキィッ
私のスクリューパンチが飛び、倒れ伏す男。
「私は地獄に落ちるって決定かっ」
今私に殴り倒されたのが、ウィリアム・バートン18歳。
お調子者の男前、身長180、無駄のない筋肉質の体型で体術を使う魔法使い。
「ウィル、ルビィが地獄なんて行くわけないじゃない」
周りを虜にするような優しい笑顔の女性がウィルに向かって言った。
「シェリー!シェリーは私をわかってくれるのね!」
「もちろん。仮に地獄に行ったとしても追い返されるに決まってるじゃない」
にっこりと優しく微笑む
「シェリー…」
この、綺麗で大人しそうな顔して毒吐きまくりなのがシェリー・カーティス17歳、身長165で一流の魔法使い。
「いい加減に自分を認めたらどうだ?トラブル好きのルビィさん?」
私の頭に手を置き、整った顔が見下ろしてくる。
頭にある手を払い、睨み上げ
「ほんっとイヤミな奴ね、ロジャー。顔は良くても性格最低!」
「お前さん程じゃないと俺は自負してるんだが…?」
斜に構えながら見下ろしてくる。
「ムカつく~!!あんたには言われたくない!」
このイヤミなのが幼なじみの、剣の腕は超一流なロジャー・デイビット18歳、身長180、顔はムカつくけど美形。
魔法使いじゃないけど魔法剣を持ってる。
で、私は超一流の魔法使いで剣、体術を少々。ザコ相手なら軽くあしらえる程度。
「昔からそうだけど、あんたは何でそう…」
「ルビィちゃ~ん、ロジャーとばっか夫婦漫才してないでオレも構って欲しいなぁ」
いつの間にか復活したウィルが横から入ってきた。
『いつ夫婦漫才してるって?!』
見事にハモる
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