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「あら、今に決まってるでしょ?ホント仲が良いんだか悪いんだか…」
「そうそう。オレがルビィを一生懸命口説いてるのにコイツとばっか…」
「その口説きっていうのは、私をからかってるだけでしょ!綺麗な女の人を見ればすぐ口説いてるんだから」
「なんだ、そんな事気にしてたのか。オレが本気なのはルビィだけだから安心して良いんだよ」
ウィンクなんかして言ってるよ…
けど、本当に冗談だから蹴りを入れつつ
「却下!」
「いい加減、宿に戻らないか?【迷子】も見付かったし、陽も傾いてきてるし。俺は何より腹が減った」
「そうね。宿探しの途中で【迷子】になった人も見付かったしね」
「ロジャーにシェリー、迷子って言うのは…もしかして私の事?」
『以外に誰かいるか?』
「…すみません」
3人同時に詰め寄られちゃ反論もできやしない…
何よりシェリーには口で勝った試しがない。
ま、とりあえず宿に向かう前に一仕事しないとね♪
「3人共。宿に行く前にノビてる奴らから、頂くもの…じゃない、迷惑料を頂いて行かないと」
「あ、それならルビィがロジャーとウィルで遊んでる間に済ましてあるわよ」
にっこりとシェリーは手に持った革袋を見せる。
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