家出

2/3
57人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
暗い道を一人歩いてた 明るい時にいつも歩く道は夜になるとお化けが出てきそうで怖い 家を追い出され 行くあても無く 立っていると 知らない人から家に誘われた。 俺が悲しくて泣いていたからだろう。 桃カンをご馳走になった 隣の部屋では小さな子供達が幸せそうに寝ていた その子達の幸せな生活など想像も出来ないぐらい 日々疲弊していた 怖がっている俺を その家の人が一緒に自宅まで送ってくれた 真っ暗な部屋から ゆっくりとドアが開いた時、、 暗い闇に鬼のような形相で母親が俺を見ていた。 出て来るなり俺をつかみ 部屋へ押し込んだ 連れて来てくれた人に お礼の言葉もない 何故こんなに違うのだろう、、 不公平すぎる 二度と戻りたくない あの頃へ
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!