第5章~〓夏花の下〓~

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あれから少し時が経ち、花火大会の前日になった。 毎年毎年沙織と行かされているが…… 今年は絶対佳恵さんと行きたい!! でも、会う度に誘うことができないんだよな~…。 「サト兄!花火大会の時浴衣がいいかな~?それとも私服がいいかな~??」 はぁ…。 『誰と行くつもり?』 「サト兄とに決まってんじゃん♪♪」 『やっぱり…。』 「何よ~!私だってサト兄と行くのそんなに好きじゃないもん!本当は瀬那さんみたいな美形の人と行きたいもん!」 そう言って、リビングから出て行った。 瀬那みたいな美形の奴と行きたいなら何で……。 瀬那みたいな美形……。 イコール瀬那でもいいよな? いいこと思い付いた!!!
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