第一章【廃墟を駆ける】

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第一章【廃墟を駆ける】

レイはリストセンターに向かった。 受付でカードの更新を済ませ、自分宛ての手紙を受け取った。 「誰からだ?差し出し人の名が無いんだが…?」 リストセンターの受付嬢は困った顔をして答えた。 「すいません…ストゥムという人物に渡せと言われただけで他は…」 レイは近くの椅子に乱暴に腰掛け、手紙を開いた。 ―突然の手紙申し訳ない。 私は魔法協会の者だ。 名をエアーという。君は魔法協会の指名にて私と会い魔法を高めて貰わねばならない。他に仲間もいる。詳しい事はイデアホテルにて― 内容を読んだレイは鼻で笑い。イデアホテルに向かった。―その頃ヴォルフは!― 「うう…気持ち悪い…落ちる…」 まだ怯えていた! ―イデアホテル一階広場― 「エアー爺ちゃん!久しぶり!」 ディノンは久々の祖父との対面に喜んでいた。 エアーはソファに座りゆったりくつろぎ手を振って孫を向かえた。 「むぅ…あと二人じゃな」 カサ… レイとヴォルフの写真を手にエアーは呟いた
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