冷たい雨

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ふわふわと羽根のような雪が舞い降りる頃、君は悲しい笑顔を見せた。     サヨナラ…     儚く消えそうなその笑顔はもう遠い…     何か言いたそうな口元が   微かに動いたけれど もう声は届かない 悲しすぎてありがとうも伝えられなかった いつか君を思い出す時には、儚い雪も一緒に思い出すだろう 僕の心には青い雨が冷たくいつまでも降っていた。
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