゚. 君という花 .゚

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  「あぁ、告ったよ。んでOKもらった。   ってか馴々しく凜とか呼ぶなよな。 昨日まで“凜ちゃん”って呼んでたくせに」     「それはそれ、これはこれだよ」     漸は偉そうに言い訳。     「何、その屁理屈」   そこで俺は鋭いツッコミをお見舞い。     「何だよー、翼のケチ! 許せって、幼馴染みなんだし♪」     「いや、違うだろ」     俺と漸って昨日初めて会話したばっかりだしね?     凜にいたっては漸と会話なんてした事すらないくらい絡み薄いからね?       「ま、いいの!んで、凜に告白して成功したって事か!!? やったな翼~。 やっぱり俺は神様だな!」     漸は結局凜の事を呼び捨てした上に自分を神様とか言って1人で騒ぎはじめた。     本当に何なんだよコイツは。     「やったな!!よーく頑張ったな、翼!!」     漸は俺に向かって親指を立てる。   まぁ、…何だかんだ言って漸は俺の事応援してくれてるみたいだし。   いい奴なのかもな…と、俺が温かい気持ちになっていたその時。       ガチャッ…       「遅れてゴメンっ!翼!!ってあれ?桐生君??」   家から凜が出て来た。     「おはよ!凜」   漸は構わず凜に挨拶する。     「お…おはよ…」     凜はいきなりの漸の登場に少しびっくりしているみたいだった。   まぁ、普通は驚くだろうね。   俺も一番最初に漸に話しかけられた時はビックリしたし。     「俺、見掛けによらずいい奴だからさ!怖がんなよ」     だけど、漸は。   少し怯えてる凜に向かって気さくに笑いかけた。   凜もそんな漸の笑顔に安心したのかニッコリ微笑み、「よろしくね」と言っていた。  
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