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「いい加減辞めろよ……。ほら、Hiもやめただろ?」
HiとはDiggyの旧友で、かつて同じ職に就いていた仲だった
「奴は特別だ。それに、やめてしまったら金が稼げなくなる。どっちみち…」
「余裕が持てない毎日だ……だろ?」
Shinnosukeは出来上がったドリンクをDiggyに差し出した
Diggyはそれを口にした
するとDiggyの眉間にシワがよった
「うわっ!アルコール入れんなって前から言ってただろ!??」
「ハハハ!やっぱりまだダメなんだな」
Shinnosukeは腹を抱えながら笑っていた
するとDiggyは立ち上がり
「…ある事情で金が無くなったんだ、ツケでな」
「もう行くのか?」
「あぁ、こうしてる間にも奴は動いてるかもしれねーからな…」
Shinnosukeは店から出るDiggyの背中を見つめながら呟いた
「ご苦労さま…」
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