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 全てって……。        それってかなり危険な幻妖(アヤカシ)なのでは?!      『でも、おかしいね??』   『あぁ』   『????』        空先輩が不思議そうに眼鬼を眺める。       『何がおかしいの??』       私と真は訳が分からず流さん達を見つめる。       『普通ならもうとっくに飲み込まれていてもおかしくない、だが、彼女はまだいるだろ??』   『あっ!そっか!!…………何で??』        私の質問に流さんは、面倒臭そうに説明する。      『たぶん……眼鬼自身が巨大化しない様に押さえているんだろうが、それも限界みたいだな』        そう言って、流さんは掛け布団を全てはいで見せる。
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