―3―

19/29
前へ
/132ページ
次へ
 それからだろうか??       元々、歳が離れていたのもあって兄には可愛がられていたが、両親の事故をキッカケに私を溺愛する様になったんだ。        口に出して言うのはとても恥かしくて言えないが、本当に兄には感謝している。        さて、どうしたもんだろうか??        兄は、許してくれるだろうか??        そんな事を考えていたらいつの間にか深い眠りに落ちていた。        そして、兄の過保護が私の予想を遥かに上回る事を思い知らされる。                       『おはよう、紗衣』   『ふあ~~ぁ、おはよう~~お兄ちゃ…………』         聞き慣れた声に反応して、ついついいない兄の名を呼んだ。        
/132ページ

最初のコメントを投稿しよう!

449人が本棚に入れています
本棚に追加