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それから2日後。
予定通り兄は泣く泣く、有花さんに引きずられる様にしてアメリカに戻って行った。
私に隠された真実があった事は、正直驚いたが何となく受け入れる事が出来た。
相変わらず羅衣さんは、私の斜め上で浮いているしね。
でも、この時の私が呑気に構えていた事を後で後悔する。
過去から辿られて来た道標が大きく変わろうとしていた。
その先の矢印は一体何処を指しているのだろうか??
私は、もう戻れない道にいる事に気付かずにいた。
先祖である壬生 左衞門(ミブ サエモン)が、羅衣が最後に辿った道が悲しくも辛い事だったとは気付かない。
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