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 すると。         流さんは突然、理花さんの掛け布団をカバッとめくった。       『な!?何をしてるんですか!!』        私は、思わず声を上げた。       『これ、見てみろ』        そう言って、理花さんの腕を掴み私に見せる。        そこには、野球ボ―ルくらいの大きさのでき物があった。        あれっ?!        でき物が…………。        う、動いた!?        良く見ると、でき物のシワがユックリ浮上って来る。        まるで顔みたいな……。      ギロリと睨む。       『きゃあっ!!』        でき物と目が合い思わず悲鳴を上げる。  
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