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 な、ななな何??       「失礼な奴だ……」   『しゃ、しゃべった!?』        また、私が驚くと不愉快そうに目を細める。       「話せるのは人間だけだと思っているのか??フンッ!!自分達だけが高等動物だと?バカバカしい……」   『す、すいません……』         何故か謝ってしまう。       そのふてぶてしい態度のそれは、まだブツブツと文句を行っていたが、流さんが割り込む。       『話しの途中で悪いんだが、どうして彼女に取り憑いている??』        流さんの質問にそれはピタリと話しを止めた。      その時。       『……違う…んです……』        苦しそうに理花さんが呟く。
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