―4―

14/14
前へ
/132ページ
次へ
 それが返って不安になるんですけど……。        うぅ……。        私の日常を返して……。        少し恨めしそうに、ハラハラと降り出した外の雪に目をやる。        その日のバイトがやっと終わって、事務所でグッタリしている時だった。        ♪♪♪~~        ♪♪♪~~        パソコンに依頼メ―ルが届く。       『本業だ、行くぞ』        私や真・空先輩が、えぇ~と嫌そうにすると、ギロリと睨む。        やっぱりこの人は鬼だ!!        そう心の中で叫ぶ。       『さ!!幻妖退治屋(マヤカシタイジヤ)、出動しますか!!』       ―新たな依頼の元へ――               【FILE1・完】
/132ページ

最初のコメントを投稿しよう!

449人が本棚に入れています
本棚に追加