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 とまぁなる訳で、新しい居候(いそうろう)先は兄の友人である流(ナガレ)さんにお世話になる事となった。       『一つ、条件がある』        流さんが始めに発した言葉だった。        流さんが経営する会社のバイトとして働く事。       兄は猛反対だったが、私はその方が気が楽だと快(こころよ)く了解した。        まさか、なんでも屋だとは知らずに。        流さんは長身で確かに顔立ちはかなりの男前だ……。        「性格に難がある」        兄の言葉は後になって痛いほど痛感させられる。      『はい!そこ!手を休めない!!』   『はぁ~い』        そして、今日のバイトは無事終了となった。
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